FLORENCEを織りなす人々:ヤコブ・メイゲン

ヤコブ・メイゲンがテクニカルアパレルデザインの世界に入った道のりは、決して一般的なものではありませんでした。FLORENCEに加わる前、彼は5年間カリフォルニア州立公園のライフガードとして勤務していました。現在25歳の彼は、ユタ州立大学のアウトドアプロダクトデザインプログラムでの学びを経て、現場感覚を持った社内アパレルデザイナーとして活躍しています。

カリフォルニア州のハーフムーンベイで育った彼は、海と山という自然の両極に触れながら育ちました。塩水と花崗岩のバランスが、彼の物の見方やデザイン哲学に大きく影響を与えています。自然は彼にとって週末の娯楽ではなく、常に背景にある存在。外に出ることは心を整える手段であり、創造性を支える好奇心と再接続する方法なのです。
「海と山の両方にアクセスできたことが、今の自分の人間性や世界の見方を形作った。自然の中に身を置くことは、いつも僕にとってのリセットボタンであり、この地球がどれほど野生で美しいかを思い出させてくれるんだ。」
テクニカルウェアのデザインであれ、バックパック旅行の計画であれ、ヤコブのアプローチは「好奇心」「機能性」、そして「ギアは体験のためにある」という信念に根ざしています。
ある1日の風景
FLORENCEに加わって1年半、ヤコブは製品開発の中心を担っています。日々はスピーディかつ実践的。アイデアのスケッチ、フィットの調整、素材の選定、シーズンごとのコレクション構築に関わっています。

彼の原動力は「本当に現場で機能するか」。動きやすさ、気候への適応性、耐久性、それらすべてが1つの機能的なギアに融合するよう思考しています。
「とにかく手を動かしてるし、毎日が違う」と語る彼。「ある日はシルエットを仕上げ、次は生地開発に深く入り込む。全部に関われるのが面白いんだ。」
少人数で密なFLORENCEのチーム環境のおかげで、通常のデザイナーでは触れない工程にも携われるのが魅力だと言います。

スピード感ある開発
外から見ればFLORENCEは大きなブランドに見えるかもしれませんが、中はまるで短距離走チームのようなクリエイティブ環境です。ヤコブは常にコンフォートゾーンの外で学び、成長し続けています。
「正直、チームの小ささには驚いた。全行程に関わるから、自然と成長できる」と彼は語ります。
その分、成果への達成感も大きく、全員で勝ち取った成功だと感じられると言います。

自然の中へ
スタジオの外でも、彼はいつも通りのスタイルで自然と関わっています。バックパックを背負って尾根線を探す。自然は彼にとっての原点であり、ギアのテスト場所でもあります。

「仕事が遊びのように感じられるクリエイティブ分野に身を置き続けたい。FLORENCEはそれを叶えてくれる。」
現在の個人的な目標は「ジョン・ミューア・トレイル」全行程の踏破。それは彼の設計哲学「深く探り、丁寧に作り、過程を楽しむ」に通じています。

本人の言葉で
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