「私たちが日々最善を尽くすのは、私たちが愛するこの冒険、探究の地の環境を護ること。」
- ブルース ムーア
ディレクター・イノベーション&サステナビリティ
- ブルース ムーア
ディレクター・イノベーション&サステナビリティ
環境に責任を負う製造やサステナブルを前提にしたビジネス展開、これらは僕らの言うエキスプロレーション、探検や探究の冒険、波乗り、セーリングなどと常に手に手を取り合って進むべき関係のもの。僕たちのギアはそんな探究にとって、とても機能的だけれども、もしそのジャケットやシャツが実は地球の自然環境にとって有害であったりしたら、それは即座に僕たちの遊び場の環境維持に悪影響を及ぼしてしまうということ。
環境は変わり続けるけど、僕たちは地球環境にとっての常に正しい選択肢をとり続ける、という自らに課した責任と任務は、ずっと変わらず続くブランドのコミットメントなんだ。
僕たちがつくる殆どのギア、モノは再生素材でできている、それはダウンの中綿から下げ札までに及ぶんだ。
例えばTシャツ。再生ポリエステルと再生オーガニックコットンとをブレンドしたものを素材につくられている。再生ポリエステルは超長綿と混ぜることで、気持ち良く快適な素材となり、かつては捨てられていた衣料品の一部だったポリエステル糸に新しい生命を与えることになる。
僕たちがつくりだすギア、製品は、ほぼリサイクル素材のみで出来ている。
再生ポリエステルは我々のブランドにとってなくてはならない素材。ボードショーツやヘッド・ギア、軽くて、濡れてもすぐに乾燥する。海周り、水周りのギアにとって、この効能ははかり知れない。
それは衣類や製品そのものだけに限った話ではない。僕たちが扱う全てのもの、つまり製品に付く下げ札や、店頭での販促用サインやPOPといったものまで、可能な限り再生素材を使う、というのが我々のコミットメント、約束だ。
フローレンスのアパレル・ラインナップの一つ、リカバー™️素材を使ったTシャツのシリーズ。これは紡績や縫製工場で発生する繊維屑を、直ちに高品質な再生繊維糸に変えるテクノロジーを活用しているTシャツのシリーズ。ここで使われる再生糸は地球環境に与える悪影響が最も少ないシステムの一つと言われていて、私たちブランドが志向する再生エコシステム実現のための一つの鍵となっています。
ヒグ・インデックスによると、リカバー™️のコットン再生糸は今日、コットンのサステナビリティにおける最も効果的なソリューションの一つとして認められています。このシステムで作られた素材は世代を超えて、リサイクルの工程で何度も再生され、末長く価値のある製品として何世代にも渡り受け継がれていくのです。
最後に、私たちがリカバー™️から作るTシャツは決して2度染めを行いません。そのため、工場の床などから収集された繊維屑は、新たに糸として生まれ変わる前に、まず色ごとに集積、管理され、節電、生産工程の環境汚染を極力避け、また水の使用を最小限に抑えられながら生産されるのです。
可能なら、私たちはリサイクル(再生)、あるいはアップサイクル(創造的再生)素材を使い、それが可能でないなら、我々のフォーカスは、オーガニック・コットンへとシフトするのです。
通常、コットン、綿花の栽培には他のどの作物よりも多くの水が使われます。そのため降水量が少ない地域では、コットン栽培には灌漑システムを構築することが必須となります。しかし結果的に灌漑は、淡水量の減少や不十分な水管理、カーボンフットプリントの増大をもたすことに繋がるのです。
リサイクル素材が使えないとき、それでも責任を負う方法
一方、オーガニック・コットンの栽培は意図的に降雨量が多い地域で行われます。この自然の灌漑システムにより、人工的な灌漑では避けられなかった環境への悪影響を排除することができるのです。さらに有機農業は生物の多様性を維持し、より健康的な生態系の支えとなるのです。
DWR(耐久撥水)コーティングはジャケットやボードショーツ、その他のアイテムにおいても極めてスタンダードな標準装備の加工。ただこの加工の問題点は、オゾン層を破壊するフルオロカーボンを使用するところだ。
海洋探査、探究を軸としたブランドにとって、耐久撥水加工は基本機能。
我々はこの状況に対して背を向けるわけにはいかないが、解決にはパフォーマンスとサステナビリティの両立という課題があった。そして、その解決は、我々が責任ある化学と呼ぶ、化学媒体がもたらした。
C0 耐久撥水加工の導入。この耐久撥水では、私たちのギアへの加工段階においても、そのアフターケアにおいても、フルオロカーボンを発生させない。それは我々の製品を水から守り、かつオゾン層や取り巻く環境を温室効果ガスから守るのだ。
NPOであるシーツリーズは法人や個人に気候変更に対しアクションをとる機会を与えてくれる。それは、マングローブに植栽をし、海岸地域の生態系の中でマングローブを護るという方法だ。マングローブの樹々は熱帯林に比べて、実に5倍も多くの炭素類を吸収すると言われる。マングローブの1株の樹が大気中から吸収する二酸化炭素量は1トンに及ぶ。
1人のメンバーシップ=1株のマングローブの植栽=1トンの二酸化炭素の吸収
シーツリーズ、およびサステナブル・サーフとのパートナーシップにより、我々はフローレンス マリン X ソサエティの1メンバーシップの登録ごとに1株のシーツリーズの植栽をあなたに代わり行なっている。
フローレンス マリン X ソサエティのメンバーシップについて、その特典や登録方法などを詳しく学ぼう。
我々が負うべき製造とソーシングや、工場における労働者への人道的扱いに対する責任。それは我々のビジネス・フィロソフィーにとっての根幹となる。